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【ミッション完了】 生態系を守る稲作!田んぼの泥の中でお米の生育を助けよう in 鎌倉中央公園 2025.06.15

date:2025.06.17 (火)

日時:2025/6/15(日)9:00~12:00
場所:鎌倉中央公園(神奈川県鎌倉市)
集合:JR「大船」駅 南改札前
現地団体:「NPO法人山崎・谷戸の会」さん


鎌倉中央公園の谷戸田は600年以上前からあると言われており、地元農家の手法と道具を使った手作業の稲作をしているとても貴重な公園です。 もち米とうるち米を無農薬で育てており、たくさんの生き物の住み処にもなっています。
田植えや稲刈りなどは人気のイベントとして大勢の一般の方が集まりますが、田んぼを営むには数多くの工程があり、地味な作業も多く、地元の皆さんだけではシンドイ作業も多いです。そういう時こそレンジャーズの出番!ということで、今回のミッションは田んぼの雑草取りです。

 


今回は、スタッフ含め総勢7名。
ここの場所が好きで、前回に続きご参加の方、レンジャーズ初参加の大学生など様々。
現地団体のNPO法人山崎・谷戸の会の方より、公園の成り立ちや活動の内容などをご説明いただきました。

 


道具を積んで、田んぼまで移動します。
レンジャーズは「お客さん」ではありませんので、現地の人と同じ作業を積極的にしていただきます。
何事も経験が第一!

 


田んぼに着いて、改めて本日の作業内容を伺います。
この日の朝は、雨がそこそこ降っていてお天気が心配だったのですが、田んぼに着く頃には雨が上がっていました。
皆さん、日頃の行いがイイ!

 


ちょっと分かりづらいですが、田んぼの水の中にオモダカなどの雑草が生えています。
とても成長が早いので、放っておくとイネの背丈を越してしまいます。
この状態であれば、あまり苦労せずにイネ以外の植物の生育を防げるので、とても重要な作業です。

 


田んぼ班の方から、作業のやり方を教えていただきます。
雑草を引っ掻いて取り、田んぼの土の中に鋤き込んで肥料にします。

 


作業しているうちに水が濁ってきて雑草は見えなくなります。
そうなれば、手の感覚を頼りに作業していきます。

 


最初の田んぼが終わり、2枚目の田んぼに移動。
こちらの田んぼには全て名前がついていて、こちらは「3丁目」と呼ばれています。
この頃には陽も射してきて、暑いぐらいになってきました。

 


それにしても、ここの田んぼは素敵な場所ですね。
昨今のコメ不足で、栽培がしやすい陸稲を普及しようという動きもあるようです。
水田は手間が掛かりますが、連作障害もないため、ずっと同じ場所で稲作ができます。
そして様々な生き物が棲み、生物多用性に富んだ生態系が形成されます。
何千年も稲作をやってきて、日本文化の根底に稲作があるように思います。
この美しい水田を、できる限り残していきたいですね。

 


2枚目の田んぼが終わったところで小休止
熱中症予防のためにも、水分補給が欠かせません。
田んぼの上流にある水場で泥を洗い流します。

 


休憩後に3枚目のたんぼ。
時間が足りないかな、と思いましたが、隊員のみなさんも作業に慣れてきて何とか終わりました。

 


終了後に記念撮影です。
大人になると、こんなに泥んこになることは滅多にありませんが、皆さん笑顔です。

 


小屋に戻って足を洗います。
最後に皆さんから感想を言っていただきました。
「初めての作業で、お米作りの大変さが分かった」
「大変だったけど気持ちよかった」
などのコメントをいただきました。
コメの値段が異常に高くなっている背景として、農家の高齢化で跡取りがおらず生産量が減っている事が挙げられます。
コメ農家さんだけでなく、市民参加でやる田んぼを増やすのもアリかもしれません。

ご参加いただいた皆さん、谷戸の会の皆さん、どうもありがとうございました!
レンジャーズは不定期でお邪魔していますが、山崎・谷戸の会では様々な活動がありますので、ご興味のある方は、谷戸の会さんのホームページもチェックしてくださいね!
(レポート:リーダーいとう)


NPO法人山崎・谷戸の会 さん

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