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【ミッション完了】資生堂レンジャーズ in カーリットの森 2013.10.17

date:2013.10.22 (火)

10月17日(木)横浜市保土ヶ谷区の「カーリットの森」にて、下草刈りと倒木処理のミッションを実施しました。

 
今回は、いつものレンジャーズとちょっと違って、企業の方の社会貢献として、部署単位でのレンジャーズの活動を実施しました。ご参加頂いたのは、コスメ業界のトップ企業である(株)資生堂の研究推進部の皆さん20名です。昨年も、モデル的に実施していたのですが、参加された方のリクエストもあり、今年も実施していただける事となりました。通常、こちらのカーリットの森さんの活動は、毎月第2、4日曜ですが、今回はスペシャルミッションのため平日に開催することになりました。

 


“カーリットの森”までは、最寄り駅から歩いて行くことも出来るのですが、時間の節約のためにもバスで来ていただきます。相鉄線の和田町駅よりバスの終点でお迎えです。

 


作業現場までは、バス停より徒歩5分ほど。昨年参加された方は、およそ1年ぶりの森です。心配された天気も、台風が早く通過してくれたので、晴れ時々曇りで、良いコンディションです。まずは会の説明や、森の成り立ちなどお話して、今日の作業内容の確認をします。注意点としては、今年はスズメバチが多いということ。この森でも、キイロスズメバチの巣が幾つか確認されていますし、オオスズメバチも時々飛んでいます。梅雨に雨が少なく、夏が暑くなるとスズメバチは多く発生しますが、今年はそうした条件が整っていますね。スズメバチを見かけたら、手で追い払ったりすると反撃されますので、そーっと距離を置くようにしましょう。

 


まずは作業エリアをぐるっと一周。昨年、実施された方は、「うわー、1年で随分伸びるものですね」と。そうです、関東の雑木林ではお約束のアズマネザサです。外来種ではないのですが、非常に繁殖力が強く、放っておくとすぐに人の背丈ほどに伸びてしまいます。適度にアズマネザサを刈ることで、森の地面に陽が射すようになり、様々な植物が出てくるようになるのです。今回は人数も多いので、二班に分かれて作業を実施していただきます。

 


昨年刈り込みをして頂いて、明るくなったエリアでも下草刈りからスタートです。里山的な環境を再生するために常緑樹を切るのですが、事前準備として、まずは下草刈りをして頂きます。里山は元々、蒔や炭といった燃料や、堆肥にするための落ち葉を得る場所でした。何もしなければ横浜のあたりですと、常緑広葉樹(照葉樹)の森になるのですが、昔から人々によって里山が利用されることで、里山的な状態が、一番生物が多いと言われています。まさに、人が手を加えることで自然が豊かになるのが里山なのです。

 


前日までの台風で、大きな風倒木がありましたので、予定を変更してこちらの処理をしていただきました。倒木は出来るだけ枝を落として処理をしないと、そのままの形で長いこと残ってしまいます。森の土壌には多くの菌類やダンゴムシなど、有機物を分解してくれる生き物がいますので、倒木が地面に接する面積をできるだけ増やすことで、より早く森の養分になってくれます。そのために倒木をバラすのですが、結構大きな木なので5人がかりでやっても中々終わりませんでしたが、何とか時間内で片付けられました。

 


だいぶ片付いてきました。道具もあまり沢山ある訳ではありませんので、ノコギリ、両手バサミ、剪定バサミ、鎌などお好みの道具を駆使して作業していただきました。これだけ地面が見えるようになれば、また眠っていた色々な植物が、来春には沢山見ることができるでしょう。

 


そして最後に記念写真。大勢の人に沢山作業をして頂きましたので、カーリットの森さんの通常作業の数倍の面積の手入れが出来ました。企業×市民活動のコラボによって、森の手入れができるのは良いですね! 資生堂の皆さん、カーリットの森の皆さん、お疲れ様でした!

そしてこの後はバスでお帰り頂いたのですが、実は相鉄線の上星川の駅前(バス停だと「坂本町」下車)に、「満天の湯」というスーパー銭湯がありまして、サッパリして帰りたいという方は立ち寄られたとのことです。職場の皆さんで市民団体と一緒に気持ちの良い汗をかき、気持ちよくお風呂に入るって良いですよね。

 

 

 

 

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