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【ミッション完了】 萌える緑の中で無心になるべし! in 杉並区内公園 2014.5.4

date:2014.05.28 (水)

5月4日(日)、杉並区柏の宮公園にてレンジャーズ活動を行ってまいりました。
今回のミッションは柏の宮公園ではおなじみの「外来植物選択除草」を行いました。

 

 

今回のメインターゲットはコイツ!
そう、「ハルジオン」です。
ハルジオンはもともと北アメリカの植物で、大正時代に日本に鑑賞用として持ち込まれ、帰化してしまったと言われています。
皆さんもよく道を歩いていると見かけるかと思いますが、この植物は日本でかなり増えてしまい
「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれているほどです。

 

まず最初に現地団体「柏の宮公園自然の会」の方から、外来植物の名前や見分け方、抜き取り方を教えて頂きました。
ハルジオンなどは根が残ってしまうとまた茎を伸ばしてしまうそうなので、「草抜き」を使いしっかり抜き取ります。

 

いざ、作業開始!
外来植物はまとまって生えている事が多いので、場所を決めて重点的に抜いていきます。

 

公園内の林の中を外来植物を抜きながら進んでいきます。

 

草を抜いていると掘り返された土の中から、コガネムシの幼虫が出て来ました。
ちなみにコガネムシとカナブンの幼虫は似ていますが歩き方が異なり、
コガネムシの幼虫は写真の通り足を使い普通に歩くのに対し、
カナブンの幼虫は背中を下にして這うように進みます。

 

虫つながりでもう一つ
シオカラトンボもう羽化して、公園内をスイスイと飛び回っていました。

 

次は林から池の周辺へ作業場所を移動します。
ここもかなりハルジオンなどの外来植物が生えているので、手分けして除草して行きます。

 

皆さん、ミッションタイトルの通り無心になって活動して下さいました。
主に鎌倉ミッションを中心にレンジャーズに参加して下さっている隊員さんからは、
「いや~、フィールドごとにこんなに雰囲気違うんだ。こんな地味な活動初めて。」
との感想を頂きました。
確かに作業内容は地味ですが、日本本来の生態系を守るための大切な活動であるという意義はご理解いただけたと思います。

 

お昼も近づき、ポカポカ陽気になってくると、草陰からカナヘビが出てきて日向ぼっこをしていました。
この日は人間でも眠くなってしまいそうな、良い天気でした。

 

 

今回のミッションは外来植物の選択除草という事で一見地味な作業でしたが、
生態系の保護のために、造園業者も出来ないような地道な作業を行う中で、
いつも見慣れた植物の名前や特徴をもっとよく知って頂けたと思います。

 

普段の道を歩いていて、ハルジオンなどの外来植物を見かけたら
無性に抜きたい衝動にかられるようになって頂けたら、
レンジャーズ外来植物ハンターとして一人前です(笑)

 

今回ミッションに参加して下さった隊員さん、
現地団体「柏の宮公園自然の会」の皆さん、
ありがとうございました。

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