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【ミッション完了】新フィールド カムバック ハンノキ林! in 長池公園 2015.02.15

date:2015.02.18 (水)

2015年2月15日(日)東京都八王子市の「長池公園」にて、ガッツリ度★★★★☆の「ハンノキ林の再生ミッション」を実施しました。


今回は新しいフィールドの「長池公園」です。今回のミッションは、金曜の夕方に募集を開始して、日曜の夜には20名の定員がイッパイになったという、史上最速で締め切った人気ミッションとなりました。ハンノキという湿地を好む珍しい木の生えている、通常はサンクチュアリで人が入れない、というあたりがソソったのでしょうか?

 


最寄の京王相模原線の南大沢駅に9:00集合。駅から総勢21名で長池公園まで歩いていきます(約15分)。多摩ニュータウンでも開発が遅い地域なので、街並みも新しいですね。

 


長池公園に着きました。こちらには「自然館」という管理棟があって、里山に関する展示室や、工作室、レクチャールームなどあり、設備が充実しています。この建物自体も木造のエコ建築で、様々な工夫がされています。

 


まずはこちらで着替えなど支度を整えて、作業の準備をします。館長の内野さんより本日の作業内容や、注意点などを教えていただきます。隊員全員の自己紹介もして、さあ、行きますよ!

 


今日の作業場所である長池の上流域にある「ハンノキ林」に到着し、改めて本日の作業について説明して頂きます。ハンノキは湿地や水辺を好む木で、この辺りはサンクチュアリにされており、通常は一般の人が入れないようになっています。落葉掻きなどをしばらくしていなかったそうなので、今回は林床の落葉掻きと低木の処理を行います。こうした手入れをしないと林の乾燥化が進んでしまします。

 


ビニールのシートを敷き、そこに熊手(クマデ)で落葉を集めていきます。今回の隊員は平均年齢も若く、熊手を使うのは初めてという人もチラホラ。熊手の使い方にはコツがあり、地面を引っ掻く感じだとうまく行きません。また所どころに蔓もあるので、強く引っ掻くと蔓も一緒に引っ掛かってしまいます。地面をさすりながら、飛ばすような感じでサッサッとやると上手く掻けます。集めた落葉は、堆肥場に運びます。

 


湿地の中に生えた木を切ることで、乾燥化が防げます。木を切るのも初めて、という人も多いので、教わりながら作業をしていきます。

 


途中で休憩。夢中で作業をしていると、時が経つのを忘れてしまいます。集中力を保つためにも、必ず休みは取ります。この森には多くの種類の木があり、この時は「黒文字(クロモジ)」の解説をしていただきました。高級な爪楊枝の原料になるヤツです。クスノキの仲間なので、樟脳の原料にもなり、スース―することから、食事の後の口の掃除に丁度良かったのでしょう。

 


休憩後は続きの作業、熊手で落葉掻き、鎌で笹や草を刈り、ノコギリで小木を切っていきます。随分とサッパリしてきました。

 


湿地を流れる小川に架かる、杉の橋の補修も行いました。これで安心して対岸に渡れますね。

 


最後にみんなで写真をパチリ。隊員の他に、企業ボランティアの方も合流して実施したので、かなりの人数ですね。ご指導頂いた長池公園のスタッフの皆さん、隊員の皆さん、お疲れ様でした!



<オマケ>

長池公園の中にあるこの美しい橋は、新宿の四谷の新宿通りに架かっていた「四谷見附橋」を移設復元したものだそうです。大正2年に竣工した鋼製アーチ橋は、近くにあった迎賓館とマッチするよう設計されたそうで、通りで美しいわけですね。橋の架け替えに伴い、平成5年にこちら移設されました。

 


長池公園には梅園もあり、この日は梅が五分咲きでした。春が近づいてきましたね。

 


長池公園には炭焼き小屋もあります。この日もちょうど炭焼き中。日本の伝統文化を受け継ぐ、という感じでカッコイイですよね。


(リーダー&レポート:伊藤)

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