かまくらレンジャーズ

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【ミッション完了】谷戸に伝わる畑しごとを手伝おう! in 鎌倉中央公園<親子レンジャーズ> 2016.1.17

date:2016.02.26 (金)

2016年のかまくらレンジャーズ始動です!

 

108S

今年は例年になくあたたかい年末年始でした。
暖冬だ、エルニーニョだ、温暖化だ、などと言ってはいましたが、
やっぱり冬はきちんとやってきました。

 

朝9時、いつものように大船駅に集合です。
レンジャーズの集合場所は数あれど、朝からこれだけ駅ナカや構内のお店が
充実している場所は他にはないのではないでしょうか。
お弁当を調達するもよし、活動前のおやつを調達するもよし、いつも活気があります。
帰りの時間には駅ビルも開いていますので、お土産の選択肢も多く、
毎回これが楽しみで来ているといっても過言ではないかもしれません。

 

さて、皆さん揃ったところでバスで移動します。
バス停からは歩いて10分ほど。だんだんと周囲に雑木林が見え始め、
谷戸の雰囲気が感じられるようになってきます。
このアプローチもかまくらレンジャーズの魅力ですね。
鎌倉中央公園にはいくつか出入り口がありますが、レンジャーズで
お世話になっているNPO法人山崎・谷戸の会さんの活動場所は
「山崎口」というところです。
この山崎口の門のそばには、自転車置き場があります。
お近くの方は自転車や徒歩で直接現地にいらしてもOKですよ!

 


さっそく身支度を整え、名札(ニックネームでもOK)をつけて本日の作業場所に移動します。
今日は2班に分かれます。
田んぼ作業はもみ殻くんたんづくりと苗床整備のお手伝い、
畑作業は落ち葉かきと堆肥場づくりのお手伝いです。

 

 

本日の作業!

本日の作業!

 

 

もみ殻くんたん、ご存知ですか?
文字通り「炭」を作るのですが、何日もかけて木を焼く炭ではなく、脱穀したもみ殻を使います。

 

炭になる前

炭になる前

ドラム缶でも作れます

ドラム缶でも作れます

 

 

煙突のような器具の周りにもみ殻を山盛りにし、
真ん中に火をつけてじっくりと燃やしていきます。
または、ドラム缶のような容器でも作れるそうです。
一つ一つは小さいため、数時間で出来上がります。
もみ殻をも無駄にしない、里山の素晴らしい循環系ですね。
このようにしてつくられたもみ殻くんたんは、いい土を作るのに欠かせないとのことです。

 

苗床の整備では、苗床の土づくりをしました。
稲が発芽し、苗になるためには良質な土壌が必要です。
そのため、土をふるいにかけて、空気を含んだ細かい土にします。
とはいえ、ある程度の量の土が必要なためていねいで素早い作業が求められます。
ふるいにかけるのだって、ほら、こんなふうに効率化!!

 

転がしてふるいにかけます

転がしてふるいにかけます

 

 

そして、ご存知落ち葉かきです。
昨年末のミッションでは畑の上の比較的広い範囲での作業でしたが、
今回はもっと急斜面を少人数で集めます。
林の中は風が通らず、落ち葉がそのままになっていてかなりの量です。
でも私はこの落ち葉かき、無心になれて大好きです。

 

斜面!

斜面!

集めた落ち葉を運びます

集めた落ち葉を運びます

 

斜面の上から順におろし、一番下で集めたものは堆肥場へ運びます。
穴に落ち葉を入れ、養分となる米ぬかと藁を混ぜて、人力で踏み込みます。
これが結構消耗するのですが、踏み込みの気持ちよさと
カサカサという音にとっても癒されます。
疲れたあなたに一押しのおすすめ作業です。

 

どこから見つけるのでしょうか、この堆肥場は昆虫、
特にカブトムシたちの格好の産卵場所となるようです。
そして、どんな堆肥場ももれなく幼虫パラダイスになります。

 

この日は現地のNPO法人山崎・谷戸の会さんでも大人から子供まで参加して
様々な作業をされていました。
もともと野外保育の会があり、大人やスタッフ皆で子どもたちを
見守る雰囲気がとても素敵です。

 

この日、朝には見えていた青空もだんだん雲が増えていき、
解散のころにはどんよりとした寒いお天気となりました。
天気予報は雨か雪、最近の天気予報は結構盛ってることもあるから
大したことないだろう、と思っていた方がほとんどのはずです。
しかし、翌朝は大雪、鎌倉でリフレッシュした気力を朝の乱れで
一瞬のうちに奪われてしまったのは私だけではなかったことと思います。

 

地元からも遠くからも参加してくださる隊員の皆さん、寒い中ありがとうございました!
いつも丁寧に指導してくださる山崎・谷戸の会の皆さん、お世話になりました!
鎌倉中央公園でのミッションは、四季を通じて行っています。
季節ごとの農作業と美しい谷戸の風景を楽しみに、これからも皆さんのご参加をお待ちしてます!

(写真:リーダーTさん、レポート:いが)

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