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【ミッション完了】 <特別企画:シブヤ☆ブラレンジャーズ>「春の小川」はどこにある? in 渋谷川 2016.11.23

date:2016.12.01 (木)

東京都渋谷区にて、「<特別企画:シブヤ☆ブラレンジャーズ>「春の小川」はどこにある? in 渋谷川」を実施しました!

日時:2016/11/23(水・祝)9:45~12:30
場所:旧渋谷川流域
天候:晴れ

 

今回のミッションはいつものような体を動かす作業ではなく、昨年好評を博したNPO法人渋谷川ルネッサンスさんとのコラボ企画<特別企画:シブヤ☆ブラレンジャーズ>というウォーキングイベントです。
唱歌「春の小川」の舞台とされるのが、渋谷川の支流である河骨川と言われています。都市化された今では信じ難いですが、曲が発表された1912(大正元)年の東京府豊多摩郡代々幡村の一角(現在の代々木3丁目)は、唱歌のような田園風景が広がる場所でした。しかし人口が増えて川の水質が悪化し、1964年の東京五輪を前に川に蓋をする暗渠(あんきょ)化がなされ現在に至っています。こうした状況を憂い、―東京オリンピックで失われた川を東京オリンピック・パラリンピックで取り戻そうーと活動されているのが、NPO法人渋谷川ルネッサンスさんです。
かつての渋谷川の跡を遡上しながら、その土地にまつわる昔話を聞き、同時に下水道の悪臭・劣化をまねく原因となっているビルピットの実態調査を兼ねたウオーキングをしようというのが、今回の趣旨です。

 


今回の集合場所。渋谷のハチ公前というか、かつて東横線を走っていた東急5000系(通称青ガエル)前です。

 


駅前は人が多すぎるので、渋谷川の始まる地点へ移動して、解説タイム。
これより上流の渋谷駅より川に蓋をされ、暗渠(あんきょ)となりました。それから、50年の時間が経過しています。

 


渋谷駅の南側、JRと明治通りの間から、渋谷川が流れています。
この写真は、渋谷駅を背にして南側(恵比寿方向)を見ています。
この写真の反対側の上流もかつては川だった訳ですが、今は下水という扱いになっています。

 


宮益坂下のビックカメラの裏側にある駐輪場です。
ここもかつての渋谷川の跡で、写真のポイントが宇田川(うだがわ)と恩田川(おんでんがわ)の分岐地点です。

 


西武デパートのA館とB館の間を、宇田川が流れています。
今も水が流れているため、西武デパートのA館とB館は地下ではつながっていません。

 


先ほどの西武の間を抜けて、東急ハンズ方面に行く途中、交番がある三叉路がありますが、宇田川はそこを左に流れています。
この写真の場所は、歩道の配置が何となく不自然ですが、川の護岸の名残を留めているからです。

 


NPO法人渋谷川ルネッサンスでは、春の小川の舞台となった場所までの電柱にこうしたサインを掲出し、「今もこの下は川なんですよ」というメッセージを発信しています。川の跡を辿る際の、目印にもなります。

 


この辺りでは遊歩道になっていて、川の名残がはっきりと残っていますね。

 


ここが今回のゴール、代々木3丁目にある「春の小川」の歌碑になります。
この場所が、唱歌「春の小川」の舞台と言われるのは、なかなか想像し難いですが、それだけ急速に都市化したという事でしょう。
渋谷の環境を考える上で、知っておきたい事ですね。

 

 


(リーダー&レポート:伊藤博隆)

この活動は、「シブヤ環境プロジェクト2016」の一環として、平成28年度みどり東京・温暖化防止プロジェクトの助成を受け、実施しました。

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