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【ミッション完了】拓殖大学レンジャーズ in 長池公園 2017.5.28

date:2017.06.07 (水)

 

「拓殖大学レンジャーズ in 長池公園」を実施しました!

photo by H.Itoh


日時:2017年5月28日(日)9:00〜16:00
場所:長池公園(東京都八王子市)
天候:晴

 

レンジャーズプロジェクトでは、拓殖大学の授業の一環として、“特設演習”を実施しています。
どのように環境が保たれているのか、実際の保全活動に参加することで、環境を守る事の重要性、
大変さ、楽しさをリアルに理解して頂こうという趣旨で、単位ももらえるというものです。
今回は、参加したお二人の学生にレポートを書いてもらいました。

 


 

photo by H.Itoh

報告者:吉田奨平さん(政経学部経済学科 2年)
5月24日(日)、私たち拓大生16人は環境研修の一環として、八王子市にある「長池公園」に行ってきました。
 「長池公園」は最寄り駅の南大沢駅から15分ほど歩いた場所にありました。
南大沢駅周辺は住宅が多かったが、そこから少し離れるとそこには多くの自然がありました。

 「長池公園」に着き、最初に行った作業は、水中プランターで寄せ植えをつくり、
姿池の中に配置するという作業でした。3つの班に分かれ、寄せ植作りをしたのですが、
私たちの班はなかなか綺麗に寄せ植えが作れず、苦労しました。
出来栄えはそんなに良くはありませんでしたが、寄せ植えは配置した後も成長するそうで、
私たちの班が配置した寄せ植えが今、どのように成長しているのかとても気になります。

 

photo by H.Itoh


次に行った作業は、「ノハナショウブ」という植物の苗を築池の堤防部に補植するという作業でした。
池の柵の中に入り、堤防の部分にスコップで穴をあけ、そこに「ノハナショウブ」の苗を植える
ということで、一歩間違えれば池の中へ落ちてしまいます。
そのため皆とても慎重に作業をこなしていました。

 

photo by H.Itoh

photo by H.Itoh


そして最後に行った作業は、特別保全ゾーン裏口からハンノキ林への道の復旧、
ハンノキ林周辺の笹を刈るという作業でした。
特別保全ゾーンとは、長池を囲む樹林を保全した4ヘクタールのエリアであり、
野生動植物の保護地として立ち入り禁止区域になっており、「サンクチュアリ」ともよばれています。


そのサンクチュアリからハンノキ林への道は、笹をはじめ多くの植物で覆われておりもはや
「道」とは言いがたい状態になっていました。
そこで私たちは鎌を使い笹などの植物を刈っていき、道を復旧させていきました。
皆とても一生懸命に取り組んでくれたおかげで、作業後は作業前とは見違えるほどに道は復旧されており、
大きな達成感を味わうことができました。

 

このような作業を通して、私たちは自然を保全することの難しさを、身をもって体験しました。
しかしこの作業は将来の自然の役に立つと思うと、とても嬉しく思います。
とても体力を使う作業ではありますが、そのぶん達成感を味わうことのできる、やりがいのある作業でした。
最後に、長池公園スタッフの皆様、私たちに優しくご指導してくださり誠にありがとうございました。
興味のある方は是非このボランティアに参加してみてください。

 


 

報告者:松村芽さん(政経学部経済学科 2年)
私たちは5月28日(日)に八王子市にある『長池公園』に行ってきました!

 

photo by H.Itoh


9時に南大沢駅に集合した、私たち16人の学生は駅から徒歩15分位の長池公園に出発。

photo by H.Itoh


駅から少し歩くと段々と自然が多くなっていき、5分もすればたくさんの自然に囲まれ、
自然と共生している人々の環境を見ることができました!

 

photo by H.Itoh


そして始まった、第1の作業は「水中プランタ作り」でした!

3班に別れ、地上で自分たちに割り当てられた植物をいかにセンス良くプランタに入植できるか。
他の班との競争です!

それが終われば、姿池の中に配置。すでに他のボランティアグループが植えていた
プランタのお隣に………。
前のグループのセンスの良さに少しショックを受けつつ優しく配置していきました!

 

photo by H.Itoh


第2の作業は「ノハナショウブ苗」を用いた築池堤防部の修景作業でした!

池を囲んである柵の中に入り水辺と陸地の間にノハナショウブを植えました。

池に向かって急な斜面になっている地面、後ろに倒れてしまえば水辺まで一直線!

みんな慎重に補植していきました。

慎重なのは自然のため?濡れないため?………もちろん、自然のためです!!!

 

お昼休憩を挟み、最後の第3の作業へ。

photo by H.Itoh


最後の作業は「ハンノキ林周辺のササ刈りおよび作業路を復活させること」でした。

普段人が入れない聖域である「サンクチュアリ」。野生の動植物を保護する観点から、一般の人は絶対には入れない
地に、入ることができました!

そこでは、除草作業と陽の光を遮る木の伐採を経験できました。特に木の伐採は切り倒すのは大変でしたが、
倒れていく瞬間に光が差し込んでいき、周りが明るくなっていく光景は感動でした!

 

photo by H.Itoh


こうしてすべての作業は終了!

作業後にミーティングを行い、

  • 私たちは普段自然に触れ合わないので、貴重な体験ができてよかった。
  • 数年後に自分たちの作業の結果を見にきたい

という声が上がっていました。

 

今日私たちがした作業は5年後、10年後といった将来の自然のためになります。

すぐに結果が出ることではありませんが、今日の作業が未来に繋がっていくことは喜ばしいことです。

最後になりますが、優しくご指導くださいました長池公園のスタッフの皆様、

誠にありがとうございました。

 

この「長池公園」では、平日または休日もボランティア活動を行っています。

興味のある方は是非1度ご参加ください!!

 


 

以上、学生お二人に、体験をレポートしていただきました。
皆さん、初めての体験する作業も多く、戸惑いながらも一生懸命に作業をして頂いたおかげで、
公園の環境保全作業に大きく貢献してくれました!
拓殖大学の学生の皆さん、ご担当の先生、長池公園の皆さん、どうもありがとうございました。

リーダー:伊藤博隆

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