ミッション完了レポート
【ミッション完了】里山の手入れとは、伸びすぎた木を切ることなり in 八王子長池公園 2016.3.21
日時:2016/3/21(月)9:30~12:30
場所:長池公園(東京都八王子市)
天候:曇り後晴れ
南大沢駅に集合し出席を取った後、いざ長池公園へ出発です。
長池公園の到着時は雲行きが怪しく、小雨もちらほら。
天候が危ぶまれましたが、活動開始時には雨も止み無事に活動を開始することができました。
長池公園は農業用のため池として役割のあった長池や築池を中心に小川や湿地、
雑木林が広がる自然保全型公園です。
公園内には里山に関する展示室や工作室、レクチャールーム、会議室などもあり、
初めは展示室をお借りしてミーティングを行いました。
さて、ミッション開始です。
今回のミッションは“里山の維持管理を目的にした低木~高木の間伐”でした。
まずは伐採の方法を学び、実践です。
間伐は “混み合った木々の一部を間引くことで、樹木が適度な間隔で太陽光が
十分に行き渡り森林を豊かにする” 役割があります。
伐採する木は長池公園のスタッフさんによりあらかじめ印がつけられていて、
その印のついた木を伐採しました。
伐採の方法は、まず倒したい方向に切り込みを入れ受け口を作ります。
そして、今度はその反対側から水平にノコギリを入れていきます。
ノコギリを進めていくとメキメキといって木が受け口の方向にきれいに倒れていきました。
上手に切れるとすごく気持ちがいいものです。
ノコギリを上手に使いながらなんとか伐採に成功!!
木が倒れる方向に人がいないか注意して伐採を進めてくことが大切です。
伐採時にはお互いに声を掛け合いながら作業を行うとスムーズで安全にできます。
時が経つのを忘れて、夢中で作業を進めていました。
伐採後は木を搬出して、今度は解体作業を行います。
ノコギリや剪定バサミを使って、伐採した木をトラックに積める程の長さに切っていきます。
木1本にしても幹近くの太いものから枝先の細いものまであり、
様々な形態の木を切ることができとても楽しい作業です。
ノコギリの使い方もマスターしてきて、隊員の皆さんの手つきも様になってきました。
解体した木材はトラックに積み込み、木材置き場へ。
トラックに積む際には枝の太さで分けて積むようにします。
太いものは太いもの同士まとめて、細いものは細いもの同士まとめて積みます。
そうしておくと、木材置き場での仕分けがスムーズに進むためです。
ちょっとした工夫で作業が効率よくいくのだと改めて気づかされた作業でした。
木々がてんこ盛り!皆さんの努力の結晶です。
集められた木材は薪や炭、木材チップ、工房のクラフトコーナーの材料などとなり
有効活用されます。
“間伐した木も無駄にしない”素晴らしい取り組みだと思いました。
長池公園のあの整った里山は、地元の里山ボランティアの皆さん、
公園のスタッフさんのこのような影の努力があってのものだと改めて気付かされた活動でした。
自然の中で身体を動かすのは、とても気持ちが良いものです。
皆さんも是非活動に参加してみてください。
長池公園のスタッフの皆さん、丁寧にご指導頂きありがとうございました。
隊員の皆さん、お疲れ様でした!
(レポート:インターンの玉川大学3年山田さん)