ミッション完了レポート
【ミッション完了】 ホタルの生息環境を維持する水辺の整備 in 瀬上市民の森 2023.02.12
今回は横浜市栄区にある「瀬上市民の森」に出動しました!
「瀬上さとやまもりの会」の皆さんと一緒に瀬上市民の森、ホタルの住む水辺の環境整備を行ってきましたので、活動の様子をお伝えしたいと思います。
当日は2月にしては暖かく、途中青空も広がり、作業しやすい天候となりました。
参加されたレンジャーズ隊員は総勢14名!初参加の方や、今までに何回も参加されているベテランの方もいらっしゃいました。
港南台の駅から現地に向かうバスを待つ間に自己紹介をして、市営バスで二つ目のバス停「榎戸」で下車。そこから現地までは徒歩15分。
住宅地の丘の横道を入っていくと森が広がっていました。瀬上市民の森は尾根をずっと歩くと鎌倉まで続いているそうです。現地で「瀬上さとやまもりの会」の皆さんと合流。
ラジオ体操の後、「ホタルからのお願い事項」という注意事項の説明を受け、作業開始です。
本日の作業は水辺に覆い被さる枝葉(アオキやクマザサや枯れ枝)を伐採する作業です。水面に光が当たるようにしてカワニナが育つ環境を作ります。
レンジャーズは「中流」区間を担当することになりました。用意してきた長靴で水辺に降り、生い茂った枝やシダを刈り取ります(枝刈り鋏、剪定鋏、小型のこぎりを使用しました)。
最初は加減がわからず遠慮がちでしたが、要領がわかってコツが掴めると、迷いなくどんどん伐採していきました。
刈り取った枝葉は、道脇に積み上げて、作業後に回収場所にまとめていきます。
皆さん活き活き、てきぱきと作業されたので一時間ほどで作業完了!
やや鬱そうとしていた水辺の茂みも、見違えるようにすっきり刈り取られました!
これでカワニナもどんどん育って、ホタルも住みやすくなるはずです。
作業を終えた後は「瀬上さとやまもりの会」の方に案内いただき、説明を受けながら瀬上池まで散策。美しい野鳥の声が響き、日当たりのよい場所ではサザンカや梅、ワビスケの花が満開でした。
途中、昆虫類育成保護用の水をためた湿原の足場で無数の小さな動物の足跡を発見。
この足跡の主は「アライグマ」です。
森では木の枝を走る立派なクリハラリス(台湾リス)にも遭遇しました。アライグマもクリハラリスも可愛いい外見とは裏腹に生態系を脅かす外来種であり害獣です。森を守る、生態系を守ることの様々な課題や厳しさを垣間見た瞬間でした。
散策のあとは「瀬上さとやまもりの会」の方からホタルの生態について詳しくご説明いただきました。ちなみに作業前に伺った「ホタルからのお願い事項」はホタルの生態系を守るための注意事項でした!夏、ドクダミの花が咲く頃にはホタルが飛び交う姿が見られるそうです。ホタル、儚くて美しいですよね。ホタルを見に行く時の注意事項は「静かにまっくらに」だそうです(音や光にホタルは驚いてしまうそうです)。
最後に一人一人活動の感想を伺ってから解散となりました。
参加いただいたみなさん、「瀬上さとやまもりの会」のみなさん、ありがとうございました。
「また会いましょう!」を合言葉に解散。お疲れさまでした!
ぜひ次回の活動への参加もお待ちしております!
(レポート:リーダー酒井)
◆「瀬上さとやまもりの会」さん
ホームページ:http://segami-satoyama.sakura.ne.jp/index.html
Facebook:@segami.satoyama
協働実施団体の「NPO法人よこはま里山研究所NORA」の報告ページもあわせてご覧ください。
○よこはま里山レンジャーズ
2023.2.12 ホタルの生息環境を維持する水辺の整備 in 瀬上市民の森