
去年に引き続き今年も学生限定のレンジャーズを実施しました! 今回は柏の宮公園にて学生の方々とレンジャーズ活動を行った他、 自然環境保全について考えるワークも同時開催しました。
公園に到着した後、お互いに自己紹介・準備体操をして作業に備えます。 今回は名札も作ったので、より皆さんの顔とお名前(ニックネーム)もばっちり 覚えられました(笑)
(準備完了!作業に向います。) またもっと皆さんの交流を深めるため、簡単なアイスブレイクも行いました。 今回は参加者の共通点をどれだけ見つけられるか、題して「共通点探しゲーム」 を実施しました。 ルールは2つのグループに分かれてできるだけ多くの共通点を見つけ出すというものです。 皆さん様々な共通点をあげていて、距離感をグッと縮める事ができたと思います。 (特に食に関する好みが多かったです。) 皆の交流も深まった所で早速作業開始です! 今回は水生生物池周りの下草刈り・ガマの伐採を行いました。 ここではモツゴ・ヨシノボリ・水生昆虫等が生息しており 実際に絶滅危惧種のエサキアメンボを観察することができました。
ちなみに柏の宮公園自然の会では㏋に実際に園内で観察できた生き物をまとめているので ぜひチェックしてみてください!(https://www.kashinomiya-shizennokai.org/) 作業の様子に戻ります。 皆で鎌と園芸ばさみを使いどんどん下草を刈っていきます。
(下草刈りの様子) 鬱蒼としたガマは伐採するのにとても疲れましたが 見通しが良くなりスッキリしました。
(ガマ伐採の様子) 現地の団体の方によると水生生物池周りの草刈りをする理由は ヨシという植物の生育や鳥の住処の確保のために行っているそうです。 公園の自然を維持するためには定期的な手入れが欠かせません。 作業中、参加者の皆さんが現地団体の方に保全活動について質問したり 保全活動に興味を持ってくれていました。 また参加者の中には初めてとは思えない速度で草を刈っていく人もいました(笑) そのおかげもあり(?)作業が一通り終わるとたくさんの量の下草を刈る事ができました!
作業後、現地の柏の宮公園の宮内さんに公園内を案内して頂きました。
(公園散策の様子 紅葉もちらほら見る事ができました) 散策中に巣箱を発見しました。 現在この公園には巣箱が設置されていて 巣箱が低すぎるとシジュウカラ等の小鳥が 巣をつくらないため高さを調節する工夫をしているそうです。
(園内に設置された巣箱 散策中も小鳥のさえずりが聞こえました) 皆さん柏の宮公園の豊かな自然を体感しつつ、現地の方の保全活動に 興味を持っていました。 最後に宮内さんと一緒に公園の芝生でお昼を一緒に頂いて午前の部は終了です。
(お昼の様子) 宮内さん、ここまでのご案内ありがとうございました。
午後からは国際自然保護連合日本委員会や日本自然保護協会等で活動されている 稲場さんに「自然環境保全と関わる選択肢」についてワークをして頂きました。 ワークでは稲場さんが学生時代に経験された事や国内外の環境保全運動の様子・ それを踏まえた上でどんな行動を自分達が起こす事ができるのかをお話をして頂きました。
(稲場さんのワークの様子) ワークの中では保全活動・環境教育・支援活動など様々な活動をご紹介して頂きました。 今回の参加者は「環境保全に関する関心はあるけど何をしたらよいかわからない,,,」 という方が多かったです。 そこで稲場さんが「おすすめの初めの一歩」と題して 様々な活動をご紹介してくださいました。 今回のワークは参加者の次の環境保全に対する行動へのきっかけになったと思います。 ワークの最後に各々考えた目標を発表しあい、これからの自然環境保全に対する考えを 持って終了です。
(これからのどんな行動をするか発表している様子) 参加者の皆さんは植物の知識を高める・ボランティア活動に挑戦してみる,,,等 各自この先を見据えた目標を立てていました。 1部・2部と午前から午後にかけての活動、参加者の皆さんお疲れさまでした!
今回の参加者は自然環境に関心を持った大学1・2年生が多く 先ほども述べた通り、ボランティア活動自体が初めての人がほとんどでした。 ですが皆さん積極的にレンジャーズ活動・ワークに参加していました。 参加者の方から「今回のレンジャーズ活動・ワークを通して同世代の人達 様子に刺激されました。今後はもっといろんな活動に参加してみたいです!」 なんて声も聞く事が出来ました。 今回の活動が次のアクションへの繋がりになれば幸いです。 参加者並びに柏の宮公園自然の会の皆さん本当にありがとうございました!
(レポート:インターン生 望月)
◆現地団体
「柏の宮公園自然の会」さん
ホームページ:https://www.kashinomiya-shizennokai.org/
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