ミッション完了レポート
【ミッション完了】トーキョーレンジャーズ 春を先取り! 花咲か爺さん in 隅田公園 2013.03.30
3月30日に墨田区隅田公園にてレンジャーズ活動が行われました。
隅田公園にはお花見に行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか?
今回の活動はそんな隅田公園に植えられている桜の花芽の数を調査するミッションです。
桜の花芽を調査してどうするの? とお思いになる方もいるでしょうが、
桜の花芽の数を調査することでその桜の木が病気にかかっていないかなどの健康状態をチェックすることが出来るのです。
朝、墨田区役所に集まり現地団体の「隅田公園さくらパートナーシップ」の方から作業説明を受けました。
この活動では、隅田公園内に植えられている桜のうち、特に ソメイヨシノ を対象として調査を行いました。
ソメイヨシノはエドヒガンの母親とオオシマザクラの父親をかけあわせた園芸品種で、
その花の数は1つの花芽から通常4~5個ですが、多いときで8個あるそうです。
下の写真の赤丸の中で花がいくつあるか数えます。
この場合は3個です。
説明を受けた後、5つの班に分かれ現地に移動し作業開始。
桜の枝を竹の棒で下してきて数を数えます。
なるべく生き生きとした枝を選ぶのがポイント!
1本の木で5本の枝を調査し、1本の枝で10個の花芽を調べ、その平均値を出します。
平均値は4.37以上が望ましい数値であるようです。
いつもは見上げるだけの桜ですが、このミッションでは花をひとつひとつじっくりと見る事が出来ます。
調査しているときは、なんだか木のお医者さんになったような気持ちになりました(笑)
高い枝を調査するときは脚立を使って調査します。
お花見に来た人も桜の花芽調査に興味深々です。
5本の桜の木を調査して作業終了。
各班が結果を報告します。
私の班の平均値は約4.6と、とても良い生育状態でした。
中には花が6つも付いている花芽もあり、例年と比べると花の付きが良いようです。
今年は桜が開花するのが約2週間ほど早く、桜が散ってしまうのではないかと心配していましたが、
なんとか桜の花がもってくれたようで、本当に良かったです。
春になると綺麗な花を付け私たちを楽しませてくれる桜ですが、
見るだけでなく木の健康状態も守らなくてはならず、
都会の緑を守る事の大切さをあらためて実感しました。
今回ミッションに参加して下さった皆さん
そして隅田公園さくらパートナーシップの皆さん
ありがとうございました。