ミッション完了レポート
【ミッション完了】とんぼのメガネは何色メガネ? in 入船公園 2013.7.7
7/7に、横浜の新フィールド、鶴見区の「入船公園」でのビオトープ作りのミッションを実施しました!!
DATE:2013年7月7日(日)9:30~12:30
今回のミッションは、横浜の臨海部にある公園で、ビオトープの改修を行います。ビオトープというのは、ドイツから来た概念で─生命:バイオbioと場所:トポスtoposのドイツ語の合成語で、生物の生息空間のことを指します。特にこうした水辺空間を作ることで、トンボの幼虫であるヤゴなどが生息できる空間ができ、生物多様性に欠かせないものです。
当日は梅雨明け直後で、強烈な日差し。集合場所はJR鶴見線の浅野駅。
鶴見線は沿線の工場への通勤用途がメインのため大半が無人駅で、工場が休みとなる土日は30分間隔の運転です。
↑梅雨明け直後の強い日差しの中、JR鶴見線浅野駅集合。
まずは、作業前のミーティング。今回は、公園のご近所に住むパークボランティアの3名の方、トンボはドコまで飛ぶかフォーラム(昨年度、レンジャーズでも訪れたJFEエンジニアリングの方)の方が3名、レンジャーズ隊員11名、公園管理の方と総勢20名ほどの方で実施です。
これまでもトロ舟(コンクリートをかき混ぜる時に使う大きなプラスティック製の箱のようなもの)によるビオトープはありましたが、今回はこれを外して、元噴水とそれに続く水路をビオトープにする作業を行います。
↑まずはトロ舟を移動させます。
去年設置したトロ舟の中には、ギンヤンマの幼虫と思しきヤゴのほか数種類のヤゴがいました。よーく探せばもっと色々いそう。
作業スペースを3工区に分け、それぞれのチームのセンスでビオトープになる水路を作っていきます。途中何か所か、堰を造って水がたまる空間を作っていきます。
元のトロ舟にあった水草類や、イネを良さげな間隔で植えていきます。
造成が終わり、いよいよ水を入れていきます。元々は噴水なので、水量がすごい。みるみる水で満たされていきます。自分たちの作ったルートを、水が流れていく時は歓声が。水の勢いが凄く、予想とは違う流れになる場所も。
こうして、本日のミッションは無事完了。皆さん泥んこになりながらも、ビオトープの完成を見て満足でした。作業後の感想では、「久々に泥を触って楽しかった」、「大人の泥遊びですね。経過が楽しみ」というお話も。こちらは3回シリーズで、今後も9月と11月に実施予定です。今回植えた水草が、どのように変化するか楽しみですね。
ちなみに皆さんと一緒に作業して泥だらけになって、完成写真を撮りそびれてしまいました。この後スタッフは、お昼を食べに行って午後に後片付けやら仕上げ作業を行いました。実は、入船公園の近くには、沖縄県出身の人が集う、知る人ぞ知る沖縄タウンとも呼ばれる「仲通り(なかどおり)商店街」が。沖縄料理の安くておいしい店が沢山あり、沖縄物産のお店も。次回の出動の時には、この「仲通り商店街」探検も入れてみようかな~。
レポーター:いとー