ミッション完了レポート
【ミッション完了】親子で里山のお手入れをしよう in カーリットの森 <親子レンジャーズ> 2015.7.26
7月26日(日)、第6回親子レンジャーズミッション in カーリットの森を行いました。
梅雨明け後、各地で猛暑が続いていた週末でした。
午前9時20分、相鉄線和田町駅で集合したのは13名です。
駅構内が非常に暑く、大汗をかきながらの点呼となりました。
午前9時30分、予定通り「新桜ヶ丘団地」行きのバスに乗り込みます。
バスの中はキンキンに冷えており、クールダウンを通り越して
眠気さえ誘う気持ちよさでした。
午前9時45分、終点の「新桜ヶ丘団地」バス停で全員揃い、
レンジャーズ部隊は総勢16名で“カーリットの森”に向かいます。
途中、“カーリットの森”の由来と成り立ちをリーダー伊藤が説明し、
いよいよ森に入ります。
前回の親子レンジャーズはまだ真冬の2月でした。
その時と比べると森の様子からして全然違います。
空が見えていた木立はうっそうとした森に変わり、
ガビチョウやコゲラ、セミの声が響いています。
“カーリットの森”を守る市民の会の皆さんが迎えてくださいました。
この時すでにみなさん汗だくです。
しかし、木立を渡る風は心地よく、目には濃い緑、と
森林浴効果抜群のとても気持ちのいい気候でした。
全員で準備体操を行ったあと、“カーリットの森”を守る市民の会の
代表の中村さんからフィールドと自然についての説明を受けました。
“カーリットの森”には、企業の跡地を含めた広大な範囲に豊かな
里山が残されており、開発からの保護を目的として住民発の活動が
行われています。 レンジャーズでは定期的に下草刈りや外来種の
伐採などの作業をお手伝いしています。
さて、準備も万端、いよいよ用具を持って森に入ります。
初めてのご参加が多かった今回のミッション、
リーダーが丁寧に使い方を説明しました。
今回のメインミッションは、ササが繁茂した林床のお手入れです。
大人の腰丈以上もあるササ、小学校1年生くらいのお子さんですと、
顔までかかってしまいます。
午前10時半、さっそくササ刈り開始!
今回は、根元までの刈り込みではなく、30センチほどを残して切ります。
根元まで切ってしまうと、その後成長した切り口がとても鋭利になり靴や
足を傷つけてしまう恐れがあるからです。 時にサポートしてもらいながらの
作業となりましたが、自分の仕事のあとが見える達成感は、
小さくても感じられるみたいです。
ノコギリ部隊も少々残しての刈り込みを行いました。
初めてのノコギリ体験だった学生さんにも、
楽しみながらの作業となったようです。
そしてこの作業、それほど広範囲にみなさんが散らばっていた
わけではないのですが、草丈のために隣の方も見えず、といった
状態でした。 今回は全員ヘルメットを着用していただきましたが、
それが白、黄、青とカラフルで森の中ではよく目立っていました!
頭を保護するのはもちろんですが、みなさんの安全を確かめるため、
そして何よりも「作業している」感抜群のアイテムです。
午前11時、一斉に休憩をとりました。
体を動かすと木陰にいても汗が噴き出ます。
水分を取りながら、ゆっくり作業を進めました。
学生さん以上は一人ずつ用具を使いましたが、
ご家族にはひとつ、交代しての作業としました。
子どもさんの作業はどうしてもサポートが必要となりますので、
ちょうどいい加減だったのではないでしょうか。
午前11時半、名残惜しそうな(!)隊員さんも含めて全員作業終了としました。
まだできる、くらいがちょうどいいといいます。
集合、片付け整理体操をします。
ハサミやノコギリはそのままにしておくと木の成分などで錆びてしまうので、
オイルを吹き付けて汚れを落とします。
最後にみなさんから感想をうかがいます。
「初めてだけど楽しかった」「地味な作業だと思っていたけど、楽しんで取り組めた」
などなど、年齢層も経験も幅広いみなさんにご参加いただいた今回のミッションも、
無事に任務完了です!
いつも詳しいご説明と自然のお話をしてくださる
“カーリットの森”を守る市民の会とレンジャーズ隊員総勢24名の皆さん、
暑い中本当にありがとうございました!
“カーリットの森”を守る市民の会については、フィールド紹介のページも
ご覧ください! → https://rangersproject.jp/field/field13/
(報告:いが)
※本ミッションは、三井物産環境基金の助成により実施しました。