ヨコハマレンジャーズ

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【ミッション完了】カエルぴょこぴょこ in 瀬上市民の森 2013.11.16

date:2013.11.20 (水)

11月16日(土)横浜市栄区「瀬上の森」にて、ヨシ刈りのミッションを実施しました。


瀬上市民の森ミッション第2弾!今回は湿地帯のヨシの刈り取り作業を行いました。ヨシは成長が速いため、放っておくと水面を埋め尽くしてしまい、トンボやカエルが生息出来なくなってしまいます。そこで適度に刈り取って水辺の生態系を確保しようというのが今回のミッションです。豊かな生態系の再生を目指して、ガッツリとした内容でしたが、里山の水辺の生態系に触れあえるとても面白いミッションでした。

 


9:15 JR根岸線「港南台」駅に集合。現場までは歩いても行かれるのですが、今回はバスで行く事にしました。
谷戸の広場で「瀬上さとやまもりの会」さんと合流。この後、各自道具を持って作業エリアに移動。

 


本日の作業場所に到着し、作業方法などを伺います。今回の目的は「開放水面を作ること」です。自然のままに任せておくと、ヨシなどが繁茂し過ぎて、水面が隠れてしまいます。こうなると、カエルやトンボが水面を見つけられず、卵を産みに来なくなってしまいます。キラキラした水面を維持することが、豊かな生物多様性の維持につながります。

 


長鎌を使って、葦、ミゾソバを中心に刈っていきます。殆どの隊員が長鎌を使うのは初めてです。使用の際のポイントは、作業者を中心に長鎌の届く半径内に人が入らない、という点です。今回は当てはまりませんが、会の方から教えて頂いた項目として、斜面の場合は斜面に対して上下関係を作らない、という点です。斜面の場合、もし刃物を持った上にいる人が転倒したり滑ったりしたら、下の人はひとたまりもありませんよね。安全に作業を行うためのノウハウです。

 


これが刈り取り対象のミゾソバ。水が豊かで栄養価が高めの場所を好む植物。今回は、繁茂し過ぎているため、葦とともに刈り取っていきます。刈払機で刈れば、早くて綺麗に刈れますが、それだと他の植物も根元から刈り取られ過ぎてしまいます。こうして手刈をすることで、いい塩梅に虎刈りとなり、生物多様性を目指すフィールドに相応しい仕上がりとなります。

 


現地のNさんによる葦の株取り作業の見本。出来れば一部の葦をこのように根こそぎ取り除きたいところではありますが、今回のレンジャーズの活動としては、株から上を刈り取る作業に徹します。葦の地下茎は蓮根みたいに空気が通るように、一部が空洞になっていました。

 


途中、休憩をはさみながら、ひたすら葦、ミゾソバを刈っていきます。刈り取ったものは、近くの堆肥場のようなところへ一輪車で運びます。

 


作業終了後は、砥石で長鎌の刃を研ぎます。足で鎌の柄をガッチリ動かないように固定し、手を切らないように注意をしながら研いでいき、片面が十分に研げて「かえり」が出たら、裏返して反対側を研ぎます。手で刃先を触ることで、感触を確かめます。職人の技を伝授していただきました。

 


作業終了後、東屋(あずまや)でみんなで作業を振り返りながら、お昼を頂きました。天気も良く、気持ち良い汗をかいたあとのご飯は最高です!

 

 

オマケ
この後、前回のレンジャーズで作業を行った場所を見ながら、富士山が良く見える山の尾根に向かいました。
しかし、この日は霞がかっていて、富士山の姿は残念ながら見れませんでしたが、良い天気の中、ピクニック気分で港南台の駅に向かいました。

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