ミッション完了レポート
【ミッション完了】 スペシャル企画:秘密の“武蔵野の雑木林”を整備せよ! in 神代植物公園 2015.3.22
2015年3月22日(日)東京都調布市の「神代植物公園」にて、ガッツリ度★★★★☆の「スペシャル企画:秘密の“武蔵野の雑木林”を整備せよ! in 神代植物公園」を実施しました。
早春の武蔵野の雑木林を楽しみながら、総勢17名の隊員で、未開園地の実生木処理、枯枝片付け、落ち葉掻き等のミッションを実施しました。
この神代植物園には、バスで来ます。
京王線の調布やつつじが丘、JR中央線の三鷹と吉祥寺など、様々な場所からバスで10~15分程度です。広々してますね。
本日の作業の拠点となる、神代植物公園 植物多様性センターに到着。
ここで着替えをして、管理をしている(公財)東京都公園協会の方より公園の特徴や、本日の作業のポイントなどを伺います。
いつもの通り準備体操を! 今日は、春の日差しで気持ちいいですね!
本日の作業場所に到着し、作業のブリーフィングを受けます。
この辺りは一般の方の立ち入りを制限しているエリアで、まだ整備の途中になります。
本日の作業は「実生木(みしょうぼく)処理」ということで、木の種から生えてきた幼木を抜きとる作業です。
これが実生のアップ。ここでは近くのイチョウの木から落ちてきた種(ギンナン)が凄い数で発芽しています。
幼木を抜いてしまうと可愛そう、と思うかもしれませんが、この密度で生えている木が一斉に大きくなったら、大変な事になってしまいます。
いずれにせよ間引きは必要ですので、指でスポスポ抜けるこの時期に抜くのが、最も作業効率が良いと思われます。
こんな感じで、無心になって、ひたすら実生木を皆で抜きとっていきます。こういう作業、ハマるよね~。
抜き取った木は、リアカーに入れてストックヤードに運びます。
今回はちびっ子のレンジャーズも参加して、しっかり仕事してもらってます。初めてのリアカー体験。これを3~4往復したので、結構仕事しましたネ。
リアカーで運んだ実生木をヤードに投入します。なるべく上に積んでください、という事なので、溜まっている上に投げ込んでいきます。
それっ! これらは破砕機にかけて園路に敷き詰めたりします。
実生木の抜き取りが一通り終わったので、落ち葉掃きもしました。初めての熊手体験。ちょっとしたコツがいりますよ。
落ち葉を効率良く運ぶために、リアカーにグイグイ押し込んでいきます。キッズに手伝ってもらって、パンパンに詰めました。
最後にストックヤードで記念撮影。森もきれいになって、ガッツリ貢献できました。
神代植物公園の皆さん、参加して頂いた隊員の皆さん、ありがとうございました!
オマケ
終了後、神代植物公園の職員さんより、色々教えていただきました。
上は、ケヤキの種子です。
ニレ科の樹木の葉は、左右不対象になっています。
枝の先端を落として、種子を風で飛ばして子孫を広げます(風散布)。
下の二つは、クヌギの枝です。
「自己剪定」といって、日当りの悪い場所の枝を自分で切り離して、不要な枝を落とします。
今回のミッションは、イチョウの幼木を引っこ抜く作業でしたが、
植物は様々な方法で、懸命に子孫を残します。
種が自然に落下したり、鳥や動物に果実を食べさせて遠くまで運んでもらうもの、
羽のある種をつけ風で飛ばすもの色々です。
作業を通して、植物の仕組みなどを学べて、ためになるミッションでした。
リーダー&レポート:伊藤博隆