ミッション完了レポート
【ミッション完了】春のうららの花芽調査 in 隅田公園 2015.03.28
〽梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳ャなよなよ風次第
3月28日午前、年に一度の「隅田公園 サクラの花芽調査」ミッションに出動してきました。
今回の隅田公園は、サクラの時期なのでいつにもまして観光客が多かったです。
集合お場所はもちろんいつもの交番前。
スカイツリーもこんなに近くで見ることができます。
墨田区役所へ移動し、準備を行います。
今回はガッツリ系のミッションではありませんが、ケガ防止のため体操もしっかりと。
現地団体「隅田公園さくらパートナーシップ」の方々と合流し、調査方法のレクチャーを受けます。
いざ、フィールドへ出発!
今回はA~Eの5つの班に分かれました。
当日の隅田公園のサクラ(ソメイヨシノ)の様子はこんな感じ。
だいたい四分咲きといったところでしょうか。
お花見には少し早いですが、散り始めてしまうと正確な数を数えられなくなってしまうので花芽調査にはもってこいです。
しかしありがたいことに、カンヒザクラは満開でした。
そもそも今回の花芽調査はいったいどんな作業を行うかというと、
サクラは通常一つの花芽から3~5本の花柄を伸ばし、花を咲かせます。
その花柄の本数を数え、平均値を割り出すことで、サクラの木の健康診断を行うのが今回のミッションです。
ちなみにソメイヨシノはだいたい4~6本だそうです。
この写真では4本と数えます。
「サクラの枝は結構高いところにあるけど、どうやって数えるの?」とお思いの方もいると思います。
しかし心配ご無用 高い枝はこのような物干し竿のような道具で下におろして数えます。
こちらの便利な道具は、現地団体の方が廃材を利用して手作りされたそうです。
サクラの花芽をこんなに近くで観察することは、めったにないでしょう。
ちなみに一般の方はサクラの枝に触れることは許されていないので、あしからず。
フィールドはスカイツリーの御膝下のような場所なので、スカイツリーとサクラを同時に楽しむこともできました。
たまたま通りかかった観光バスもサクラのラッピングで、春本番といったところです。
サクラのお花見に行かれる方は頭上を注目しますが、足元にもきれいな花が咲いています。
このナノハナ花壇は、去年の10月にレンジャーズで整備作業をお手伝いしたところです。
今年は例年にも増してきれいに咲いているとのことです。
「その時のミッションに参加してくださった隊員さん、ありがとうございました。」と
現地団体の方からお礼の言葉をいただきました。
※作戦本部注)
昨秋のミッションで播いた種が、こんなに綺麗になったんですね。
⇒昨年の様子
サクラのピンクとナノハナのイエローのコントラストが、とってもきれいですね♪
サクラの花芽調査はこれにて終了。
花芽の本数の平均値は現在計算中とのことですが、約4.6本以上ではないかと推測されます。
この数字はサクラが健康であることを表しています。
今回のミッションは年に一度のお楽しみミッションでしたが、参加してくださった隊員さんからは
「とても近くからサクラを観察することができて楽しかった。」
「サクラの花芽の数で木の健康状態を調べられることを友達に教えたい。」等の
ありがたい感想をいただきました。
隅田公園では一年を通してサクラのお手入れや花壇の整備作業を行っているので、
ご都合がよろしければ是非そちらにもご参加ください。
今回参加してくださった隊員の皆さん、
現地団体「隅田公園さくらパートナーシップ」の皆さん
ありがとうございました。
私事で恐縮ですが、今回の隅田公園ミッションをもちまして、私金子は一旦リーダーを卒業させていただきます。
4月から新社会人になるため、仕事の方を優先させていただく形をとらせていただきます(学生だったんですよ、私(笑))。
思い返せば皆様と同じく隊員からスタートした私のレンジャーズ歴も、もうすぐ3年になるんですね。時の流れは速いものです。
今回の隅田公園は私が隊員として二回目に参加したフィールドでもあり、個人的に思い入れが深いフィールドでした。
最近は候補生・研修生も含めてリーダーが増えつつありますが、その方々のリーダーとしての成長を支え、
見届けることが難しくなるのが残念ですし、
隊員の皆様ともしばらくお会いできなくなるのも誠に悲しいですが、
僭越ながら皆様のご活躍に期待し、しばらくは草葉の陰から見守らせていただきます。
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の
花は花なれ 人も人なれ
☆★☆おまけ☆★☆
作業終了後、現地団体の方々とお花見をしていたら、サクラが六分咲きぐらいになりました。
はらはらと舞い散る桜吹雪は、4月1日頃でしょうか。
【レポート:金子】
※作戦本部より)
これまで金子君は3年の長きに渡り、
ミッションのリーダーや作戦本部のボランティアとして活動していただき、
本当にレンジャーズの活動を支えてくださいました。
特にこちらの隅田公園は、ここ数年はずっと金子君がリーダーを務めたフィールドです。
この度、大学を卒業されて社会に旅立たれますが、
レンジャーズのリーダーを通じてとても沢山の経験を積んでくれた事と思います。
この経験はきっと、社会に出ても大いに役立つことでしょう。
金子君、本当にありがとうございました!
自然環境復元協会 スタッフ一同