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【ミッション完了】資生堂レンジャーズ in カーリットの森 2015.10.22

date:2015.11.15 (日)

横浜市保土ヶ谷区の“カーリットの森”にて、「資生堂レンジャーズ in カーリットの森」を実施しました!
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日時:2015/10/22(木)14:00~16:30
場所:“カーリットの森”(横浜市保土ヶ谷区)
天候:晴

 レンジャーズプロジェクトでは、一般の隊員の皆さんが参加する活動とは別に、企業やグループ単位でご参加いただく特別ミッションも実施しています。今回、活動に参加していただいた(株)資生堂の研究推進部の皆さんも、早いもので今年で4回目。毎年同じ時期に皆さんでご参加して頂いています。大勢でご参加いただくので、森の整備作業が一気に進み、地元の団体の皆さんからも感謝頂いています。



 まずは作業前のミーティング。
 この1年の森の状況を、「“カーリットの森”を守る市民の会」代表の中村さんよりお話を頂きました。
 資生堂の皆さんのお手伝いもあって森の手入れが進み、これまで見れなかったような猛禽類の鳥がやってくるようになったことなど説明していただきました。
 森の手入れが進むと、ネズミなどの小動物が増え、それを餌とする肉食の鳥類がやってきます。
 猛禽類がいる森は、生物多様性の高い、豊かな森なのです。
 この後、2班に分かれて作業に入ります。



 例によって下草刈り。
 長い事手入れをされていない雑木林では、アズマネザサが過剰繁茂し、森の地面に陽が差し込まなくなって植生が貧弱になるため、まずはこの竹を刈る「下草刈り」を実施します。
 さすがに4回目ともなると、皆さん手慣れたもので、どんどん刈りこんでいきます。



 もう一つの班の方には、やや北側の斜面を行っていただきました。
 まず下草刈りをしてスペースを作り、それからシロダモなどのクスノキ科の常緑樹を伐採していきます。
 常緑樹は外来種ではないですし、このあたりの森は、人が全く手を入れなければ、常緑樹の森になると言われます。
 では「何故、常緑樹を切るのか」と言われれば、里山としての環境を維持するためです。
 里山は、人が自然に手を入れることで、より多くの生き物が棲み、様々な恵みを得る事ができるからです。



 途中で小休憩。お互いの作業状況を話したり、今日発見したものなどを話したり、ちょっと一息。
 10月下旬で気候が良いとはいえ、普段慣れない作業をすると汗もかきます。



 作業再開後、下の班の方から「何かある!」との声が。
 「“カーリットの森”を守る市民の会」の中村さんに見てもらったところ、恐らくハクビシンのフンだろうと(お食事中の方、ゴメンナサイ)。
 こちらの現場では、今年からセンサーを取り付けたところ、猫、タヌキのほかに、アライグマやハクビシンの姿が写っていました。
 最近は、ここカーリットの森に限らず、首都圏でハクビシンが環境に適応して数が増えている、という事が話題になっていますが、こちらでも「やっぱり居たか」という感じです。
ハクビシンの横浜市内への進出について(神奈川自然誌資料 (31): 85-87, Mar. 2010)


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 続いて上のグループの方より「これは何ですか?」と声が。作業後に、みんなで見にいきました。
中村さんに確認してもらうと、蘭の仲間の○○○であるとのこと(盗掘防止のため、種類は内緒です)。
この花の株は時々見るものの、これだけまとまっているのは、この森では珍しいです。
やっぱり、森を切り開いていくと、これまで埋もれていたものが見えたりして、楽しいですね。



最後に皆さんで振り返り。 「何度か来ていますが、毎年少しずつ様子が変わっているのを見るのが楽しみ」、「オフィスを離れ、森の中でみんなで作業するのは気持ちが良い」、「今年はいつもよりガッツリやった!」、「ハクビシンが居るのは知らなかった」などの感想を頂きました。


最後に皆さんでパチリと記念写真。
感想にもありましたが、今年は例年に増して多くの面積をガッツリ作業していただき、お陰様で森も随分サッパリしました。ありがとうございます! 今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!

そしてこの後、有志の方は上星川駅前スーパー銭湯に立ち寄られて、汗を流してサッパリして行かれました。
自然の中でたっぷりと体を動かして、温泉で汗を流してビール。これが本当に気分爽快なのです。


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