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【ミッション完了】生きもののくらしやすい公園づくりを手伝おう! in 杉並区立柏の宮公園 <親子レンジャーズ> 2015.12.19.

date:2015.12.28 (月)

冬休み目前の12月19日土曜日、杉並区立柏の宮公園に出動しました!

朝はこの時期らしくぐっと冷え込み、寒いです!
公園の木々もすっかり葉を落とし、冬の様相でした。 青空に木立が映えてきれいです。

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この日も初めて参加される隊員さんがいらっしゃいました。
ここ、杉並区立柏の宮公園は、都心にありながらその生物相の豊かさと
保護に携わるボランティアの方々の先進的な取り組みが有名です。
柏の宮公園自然の会の方から、公園の成り立ちを説明していただきました。

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さあ、いよいよ本日のミッションです!
用意されたのは熊手、大量のごみ袋、とくるとご存知「落ち葉かき」です!
「落ち葉」といっても多種多様。今回のエリアは松林、「落ち葉」も「松葉」です!

通り過ぎるだけではわからないかもしれませんが、 林床が落ちた松葉でびっしりと覆われています。
集めます。ひたすら集めます。無心です。子どもも大人も一生懸命。

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松葉って一つ一つは細くて目立ちませんが、枯れた松葉を集めると
あっという間にすごい量になりました。
集めに集めて約20袋?!
しかも、クヌギなどの落ち葉と違い、松葉は堆肥にはなりません。
焚き付けなどに用いることもあるそうですが、ここではすべて処分します。

落ち葉を放っておくとどうなるでしょうか。
小さな落ち葉もたくさん積もると、その下には太陽の光が届かなくなります。
すると、そこにある種が芽を出せなくなったり、生きものが生きていけなくなったりします。
そのため、里山では昔から人の手によって落ち葉をかたづけていました。
適度に表面の土が舞い上げられ、かき混ぜられることで、環境に変化ももたらします。
その積み重ねで、多種多様な生きものが暮らせる環境が整えられているのです。

 

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このスミレも、松葉の下に埋もれていました。
こうして太陽の光が当たり、春には可憐な花をつけるでしょう。

 

さて、落ち葉かきが一段落したところで、田んぼのそばで休憩です。
都心の公園ながら、田んぼもあるんです!
この田んぼには冬期も水を張っています。 その水面にたくさんの落ち葉?!よーく見ると、これは「種」!

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「イヌシデ」という木の種で、風に乗ってひらひらと飛散します。 この形も自然の美、絶妙なバランスでくるくる舞います。 この日は北風が強く、たくさんの種が舞う様子が見られました。

さあ、作業再開です。 落ち葉かきの続きと、ススキの穂刈りに取り掛かります。
松林はそこそこの広さがありますが、みんなでやるとあっという間に作業が終わりました。
年末といえば大掃除、最近は断捨離も流行っていますが、 これほどのスッキリ感はそうは得られないのではないでしょうか。

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心地よい疲労感とともに、本日のミッションも無事終了です。
寒い中参加してくださった隊員の皆さん、お疲れさまでした!
いつも丁寧にご指導くださる柏の宮公園自然の会の皆さん、ありがとうございました!


杉並区立柏の宮公園では、年間を通じてミッションを行っています。
都会の公園の保全作業にご興味を持ちの方、ぜひご参加ください。 ご家族での参加もお待ちしてます!

(レポート:いが)

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