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【ミッション完了】 <拓殖大学>ながいけの道の林縁と水辺の手入れ in 長池公園 2016.9.25

date:2016.10.04 (火)

2016年9月25日(日)、八王子長池公園にて拓殖大学「環境演習」の授業の一環としてレンジャーズプロジェクトに参加致しました。

長池公園は、八王子市の東南部に位置し、最寄り駅は「京王相模原線 南大沢駅」です。

駅前は三井アウトレットパーク南大沢もあり、人の活気で溢れていました。

駅から10分程で長池公園に到着です。まずは、公園内にある「自然館」にて、園長で管理団体「フュージョン長池」の内野さん方から公園のお話と作業工程についてご説明を頂き、いざ作業へ。

 

今回の作業は午前、午後で分け2つの作業を行いました。

まずは、「築池の水辺の手入れ」として畔に覆い茂った草木の除草作業です。

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↑鎌やノコギリなどの道具を使用し行いました。
学生にとって、この作業や道具の扱いは慣れておらず、序盤は苦戦しつつも中盤からコツを掴み、道具を使いこなしながら草木と格闘しました。

 

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↑みな、黙々と作業を行い、作業開始から2時間ほどでこんなにもスッキリとし、池の水面も歩道から見渡せるようになりました。
これには、とてつもない達成感を味わいました。

 

作業中にはこんな草木の住民を発見しました。

 

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↑タイワントビナナフシ。羽を広げて飛ぶ姿にみな釘付けでした。(東京都では当公園で初観測されたそうです。)

 

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↑コカマキリ。軽快に羽ばたきながら藪へ消えていきました。

 

昼食を済ませた後は、午後の部、「カエル池」の泥すくい作業です。

ここは、池というよりは流れのある小さな沢といった環境でサワガニも見られました。

作業工程としては、スコップなどで底に溜まった泥を掬い、その泥を敷地内にある水田の畦の土の減った部分に盛り土をするという少し重労働なミッションでした。

 

この水場は、春先になると東京都では準絶滅危惧種のヤマアカガエルやアズマヒキガエルの産卵場になるため貴重な場所です。

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↑みなさん泥が体に大量に付着しながらも、気にせず黙々と作業しました。

取り除いた泥は水分をザルで落としてから、軽トラックへ載せ、敷地内の田んぼへ移動させました。田んぼの畦は人が歩くことによって土が減ってしまい地中の砂利が露出してしまっている状況のため、そこへ泥を盛り畦の修復を行いました。

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↑軽トラックに乗る経験は今回が初めてだったので、みな興奮していました。

 

一通り、泥を掬い終え午後の作業は終了です。

 

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↑手前と奥の水場を整備

 

作業終了後は振り返りを行い、作業を通して感じた事、学んだ事、今後に生かすべき点などを各々で振り返りました。

 

今回、私がこの活動を通して感じたことは、一見ぱっと見える緑は綺麗で自然的に良いと感じるが、実際その緑の中に入ってみると弦植物が覆い茂り、下草に日光が当たらないことで新たな植物が生えてこなかったり、外来種が生息していたり、ゴミの隠し場になっていたりと悪い点が次々と表れ、決してそこに緑があればいいという事ではないのだという事を身に染みて感じることができました。また、放置すれば、緑は増えるがやはり人間が手入れをしなければ維持できない環境や住めない生物がたくさんいるという事も改めて学ぶことができました。

自然に直接触れることで、これからの自然とより真剣に向き合えるいい機会だと思いますので、少しでも興味のある方はぜひレンジャーズプロジェクトへ参加してみて下さい!

このような緑化活動は本当にやっていて気持ちいいですし、終えた後の達成感はやらないと味わえないものばかりですよ!

以上、八王子長池公園活動レポートでした。

(拓殖大学 操谷元)

 

レンジャーズプロジェクトでは、拓殖大学の授業の一環として、「特設演習」のプログラムを実施しています。これは、拓殖大学向けのレンジャーズの特設ミッションに参加すると、単位取得ができるというものです。

今回のレポートも、本演習に参加している学生が執筆し、様々な形で学生のみなさんの貴重な学びの機会を提供しています。

拓殖大学はじめ、NPO法人フュージョン長池の皆様、ありがとうございました。

(作戦本部:伊藤)

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