ミッション完了レポート
【ミッション完了】 春の小川の岸辺を夢見て in はるのおがわプレーパーク 2016.11.19
東京都渋谷区にて、「春の小川の岸辺を夢見て in はるのおがわプレーパーク」を実施しました!
日時:2016/11/19(土)9:30〜12:30
場所:渋谷はるのおがわプレーパーク(東京都渋谷区代々木5-68-1)
天候:雨のち曇
文部省唱歌「春の小川」は皆さんご存知かと思いますが、あの歌の舞台が、実は渋谷区代々木辺りの当時の風景に着想を得たというのは、あまり知られていません。
歌のモデルになったという河骨(こうほね)川が流れていた場所のすぐ脇にあるのが、はるのおがわプレーパーク、通称「はるプレ」です。
この公園は、「プレーリーダー」と呼ばれるお兄さん・お姉さんが常駐し、子供のたちの安全に配慮しつつ、かなり自由に子供たちが遊べる公園で、そうした意味でも注目されている公園です。
今回ミッションは、唱歌「春の小川」の作られた100年前の風景に近づけてみよう!
ということで、できるだけ渋谷近辺の在来の植生を再現するミッションです。
しかし、前日から思いっきり雨の天気予報。
通常のレンジャーズなら中止ですが、今回は苗なども購入してしまっているので、あまり長いこと保存が利きませんので「早く植えてしまわねば!」という事で、前日の“出動確認メール”で、レインコート・長靴の装備が可能で雨でもいいよ!という方のみにご参加いただくことにしました。そうした悪条件にも関わらず、4名の勇者がお申込みいただきました。本当にありがとうございます!!
まずは、自己紹介とミーティングです。アメニモマケズご参加頂いた隊員勇者4名の皆さん、現地のはるのおがわプレーパークのKさんと、今回、植栽の指導などをして頂くGreenFieldのコスギさん、現地参加のNPO法人渋谷川ルネッサンスのイシイさんです。
今回の実施場所は、公園の西側、旧河骨川寄りの道路際に植栽を行います。
今回の作業で目指すのは、ズバリ100年前の「春の小川」の歌の世界。
渋谷区内は、代々木公園など大きな緑地は比較的確保されているものの、100年前と比べると開発が著しく、旧来の植生が殆ど残っていません。
そこで今回は、始めの一歩という事で土作りを行います。アズマネザサなど、様々な植物の根が張っており、まずはこれらをある程度除去し、土を抜いて腐葉土を入れる作業からはじめます。
耕作作業です。スコップで根切りをし、余分な土を岡の上の穴を埋めるために運びます。結構な重労働、お疲れ様です。
土を抜いたところに、腐葉土を入れていきます。
それを元の土と満遍なく混ぜて、養分たっぷりの土を作っていきます。
通常の公園の土は、花壇を想定されていないものも多く、こうした作業が欠かせません。
この頃には、殆ど雨も止み、作業がしやすかったです。午前中の降水確率100%を跳ね除ける。みんな「持っています」ね。
土作りが終わったら(ここまでの時間にして2/3以上経過、殆どが耕作作業でした)、花を植えていきます。今回植えるのは、在来種ではなく、キンギョソウなどです。植え方を、コスギさんにご指導いただきます。
園芸種を植える理由としては、下記の通り。
・在来の野草は確保が難しく、簡単には集められない
(今後長期的に集め、植えていく)
・しかし、ここで野草再生のプロジェクトが始まったことを、それとなくアピールしたい
・野草を増やして行きたいが、地味過ぎるので、一般の人には理解が得られ難い。
・一般の公園である事を勘案して、分かり易い綺麗な花を植える必要もある
という感じでしょうか。
目指す理想は高く持ちつつ、現実路線から始める感じです。
みんなで手分けして植えていきます。
はるプレの皆さんと一緒に作業していきます。
将来的には、ご近所さんを中心にお手入れをする「コミュニティ・ガーデン」になると良いですね!
写真を撮りそびれましたが、キンギョソウの間に水仙も植えました。これは来春のお楽しみ。
そんな訳で、今回は少数精鋭でミッションコンプリート!
お陰で仕事が完璧に終わりました!
これが目指すべき、100年前の春の小川の姿を目指す記念すべき第一歩。
これから長い時間をかけて、理想の形に近づければと思います。
ご参加の皆さん、雨にも負けず、誠にありがとうございました!!!
ミッションリーダー&レポート:伊藤博隆
※この活動は、「シブヤ環境プロジェクト2016」の一環として、平成28年度みどり東京・温暖化防止プロジェクトの助成を受け、実施します。