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【ミッション完了】 東京で木を植えよう!第2弾 植樹 in サンシティの森

date:2017.04.12 (水)

「愛される場所をより豊かに、植樹プロジェクト」

みなさん、こんにちは。
本日のレポートは、3月25日に行われた「サンシティの森、植樹ボランティア」についてです。
本日のレンジャーズ隊員は7人、東京都板橋区の志村三丁目駅に集合し、
緑のビブスを着て歩くこと5分程度、集合住宅であるサンシティに到着しました。
足元にはスミレも咲いていました。

 

 

ここでは、約30年前の住宅棟完成時から緑地エリアに木を植え始め、今では立派な大きな森となっています。
近年では、子供時代をここで過ごした方々が家庭を持ってこのサンシティに戻り、
親子三世代で暮らしている人も多く、まさに「ふるさと」として愛され続けている場所です。
森の桜ももう咲いていました!

 

 

森の管理は、約20年前から住民の方がボランティアグループ「サンシティ・グリーン・ボランティア(SGV)」として
育成と保全活動を続けることにより、この森が守られています。大切にされて来たから、こんなに立派になったんですねぇ。

 

当日はSGVのみなさんにご指導いただきながら、一緒に作業をしました。
レンジャーズ恒例の準備体操に続き、自己紹介、そしてサンシティの森の説明を伺って、いざ植樹の現場へ!

 

 

現場は約60度の斜面です。
かなりガッツリの「土・肥料・水・道具、そして今日の主役『幼木』」を、みんなのバケツリレーで、植樹場所まで上げます。
いや〜、20Lの水は予想以上に重く驚きました。でも『幼木』が元気に育つには、この水がなくてはなりません。
みんな筋肉痛覚悟でがんばりました!

 

(頑張りすぎて、写真撮れず…汗、、)

 

さぁ、準備OK。いよいよ植樹です。
本日は10本の『幼木』を植えます。種類はサクラ、イヌシデ、クヌギの3種類。
植樹が成功していることが分かるまでには、1年はかかるとのこと。
元気に成長してくれることを祈りながら、みんなで作業をします。

 

 

『幼木』の根の部分には、上の写真のように麻が巻かれていますが、この麻は取らずこのまま植えます。
今、根はこの麻の中の環境に馴染んでいるので、急に麻をとって植えてしまうと、
根が突然の環境の変化に驚いて、上手く活着(カッチャク:根付くこと)しないことが多いとのことです。
数ヶ月のうちに麻が腐り破れてくるので、それまでは窮屈だけど我慢してね…。

 

そして、本日のミッションのポイントです。
ポイント①「肥料は必要量だけ使う」

 

 

肥料の入れ過ぎは過栄養になり、逆に根を痛めます。

 

ポイント②「水と空気は十分に入れてあげる」

 

 

根が呼吸(酸素を吸収)できるように、水を入れた土の部分をよくかき混ぜ、空気を含ませます。
幼木の彼らは、これからこの水と空気と肥料を使ってココで成長します。

 

ポイント③「3年間、優しく支える」

 

 

『幼木』がしっかりココに根付くには、約3年かかるそうです。
そのため、その間、強風にも負けぬよう、竹と鳥居のような支柱を使って支えます。
鳥居の様な支柱は根本を支え、竹は高い部分を支えます。

 

 

そして、支柱により『幼木』が傷つかないように、薦(コモ)と麻縄で『幼木』を一本一本と丁寧に巻きます。

 

 

残った水も無駄にすることなく『幼木』に上げます。

 

さぁ、どうにか10本の植樹が完了しました。みんな、大きくなってね!
そして、使った道具や備品など綺麗にして、倉庫に片付けるまでがレンジャーのお仕事です。

 

片付けの後は、現地の方が「お茶とお菓子」を用意してくださり、みんなで美味しくいただきました!
茶話会では、作業でご指導いただいた皆さんや、住民のみなさんの素敵な笑顔に会うことができました。

 

(食べ&話しすぎて、写真撮れず…汗汗、、、)

 

今回のミッションの植樹は上手く行ったのでしょうか?
現地の団体さんによると、
まず、『幼木』が根付いたかどうかが分かるのは「約3か月後」、
次に、成長を続けているかが分かるのは「約1年後」、
そして、本当にその木が森の一員になったかが分かるのは「約3年後」
だそうです。

 

 

3年後かぁ、私とこの木、どちらが成長しているのか、今から楽しみです。
そして、サンシティの森のご神木「スダジイの木(樹齢約300年)」のように、
ずっと元気に大きくなってほしいです。

 

以上、今回のミッション完了報告はインターンの竹内でした。

 

(玉川大学3年(活動当時)竹内さん)

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