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【ミッション完了】カムバック ハンノキ林 part2 in 長池公園 2019.02.24

date:2019.02.26 (火)

日時:2019/2/24(日)9:00〜12:30
場所:長池公園(東京都八王子市) 
天候:晴れ

 

 

今回のフィールドとなる長池公園は、古くからのため池などもあり、多摩ニュータウン開発の際に、計画的に自然を残した里山型の公園です。
新宿から京王線で36分、普通に都心通勤圏の場所ですが、ここには自然豊かで素晴らしい里山があります。

今回のミッションの目的は、江戸時代から存在する伝説のため池「長池」の水源林で、環境省特定植物群落の指定がある貴重なハンノキ林の手入れです。
ノハナショウブやサワギキョウなど、現在公園で保護育成している貴重な植物の復元の供給源となった場所でもあります。
ハンノキの生えるこの湿地は、時間とともに乾燥化、陸化する運命を持っていますので、湿地を維持するためには、定期的にハンノキ林の内外に散乱する枯れ木や落枝を除去し、藪化したハンノキ林周囲の草刈りを行う必要があります。美しく、日差しの差し込むハンノキ林を取り戻すためにミッションを行いました。

 

 


京王相模原線南大沢駅に集合し、駅周辺の建物の多い様子と長池公園の自然とのコントラストを見ながら、歩く事約15分。
長池公園副園長の小林さんから長池公園の位置付けや、今日の作業についての意義、注意点などを丁寧にレクチャーしていただきました。
小林さんは植物全般の幅広い知識をお持ちで、長池公園の運営にもそのノウハウが発揮され、生物多様性に配慮した公園になっています。

 


長池まで徒歩で移動し、準備体操・自己紹介を行った後に、ハンノキ林へ移動します。
ここは自然保護のためのサンクチュアリになっており、普段は立ち入りを制限している区域になります。

 


作業を前に、改めて小林さんより、道具の使い方を説明していただきます。
やはり刃物を扱いますので、自分が怪我しない、人を怪我させないためにも、まずは道具の特性を理解する必要があります。
安全に、作業を進めましょう。

 


通路周辺や、湿地などを中心に、下草刈り・落枝除去の作業をしていきます。

 

 


作業中に、野ウサギのものとみられるフンを発見。
野生生物が生息している証拠です。
動物のう◯こをクンクンして喜んでいる、変な集団になっていました。

 


作業の合間にちょっと休憩。
下草刈りはハマると無心になって作業を進めるので、時々こうしてお茶をして、区切りを入れます。
この時は、鳥の巣の残骸を拾ってきて、観察しました。
小林さんが生き物の事をよくご存知なので、色々解説していただき、皆さん「ほー」とか「へー」の連続です。
こうした休憩の時間も、楽しいですね。

 


休憩後、残りの作業と現場の片付けをして、最後に記念写真をパチリ。
今回、超ベテランのOさん、初めて方と、10名の隊員さんで楽しく作業しました。
里山の活動には、慣れた人にも初心者の人にも、それぞれ適した作業が色々とありますので、どなたにお越しいただいてもOKです。
林が綺麗になるのは、やはり達成感ありますね〜。

 

 

 

ご参加頂いた隊員の皆さん、長池公園のスタッフの皆さん、お疲れ様でした!

 

ミッションリーダー&レポート:伊藤博隆

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