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【ミッション完了】 谷戸田で田んぼの「しろかき」! in 鎌倉中央公園 2023.05.21

date:2023.05.22 (月)


鎌倉中央公園の谷戸田は、600年以上前からあり、地元農家の手法と道具を使った手作業の稲作をしているとても貴重な公園です。
もち米とうるち米を無農薬で育てており、たくさんの生き物の住み処にもなっている鎌倉中央公園。
今回は田んぼの「代掻き(しろかき)」を行いました。
田植えに備え、田の土を柔らかくしたり均等に整える作業です。


JR大船駅に9:00に集合して、そこからバスで向かいます。
横須賀線・東海道線は、最高速度120km/hで飛ばすので、遠方からでも割と早く着きます。


今日は田んぼで泥んこになるので、着替えを済ませ、足元はお借りした「田んぼ足袋」で準備完了。
地元の「山崎谷戸の会」の方より、こちらの活動の経緯や、今日の作業の内容をご説明いただきました。
こちらの公園は、バブルの頃に芝生の広場などになりそうだったのを、地元の皆さんが「昔ながらの田んぼのままが良い」と声をあげはじまった活動です。
以来、地元の方を中心に、市民の手でこの活動が続いています。
本当に素晴らしいですね!


今日の代掻きは、地元農家より譲り受けた「柄振(えぶり)」という道具を使って作業を行います。
学校の校庭を平らにする「トンボ」みたいな感じです。
田んぼは微妙に高いところと低い所があり、深すぎると田植えの時に稲が水没してしまいますし、高いと乾燥してしまいます。
ですので、出来るだけ均一になることが理想です。


いよいよ田んぼにダイブイン!
思ったより深くて。膝ぐらいまでズボッと入ります。
泥で足元をとられ、最初のうちはおっかなびっくりで。


みんなで均等になるように慣らしていきます。
泥が結構重たくて、なかなかのハードな作業です。
募集の際のガッツリ度は★★★☆☆でしたが、★★★★☆以上ありそうな感じです。


皆さん慣れてきて、だんだん姿が様になってきました。
「男」という字は、「田」に「力」と書きます。
DNAレベルで刻み込まれているのか、田んぼの作業は心揺さぶるものがあります。


まだ結構、デコボコしています。
広い範囲で泥を移動させる必要もあり、結構重労働です。


最後に、ため池でおおまかに泥を落とします。
水道の洗い場もあるのですが、泥で排水管が詰まってしまうので、こうした工程により詰まりを大幅に軽減できます。
作業ひとつにも、意味があるのです。


こんな感じで仕上がりました。
水深に高低はありますが、泥が顔出しているところはなく、十分お役に立てたと思います。


最後に集合写真です。
今回は、リーダー含め7名の参加でしたが、結構頑張りました。

(レポート:リーダーいとう)

 

◆NPO法人山崎・谷戸の会 さん

ホームページ:https://yato-yamasaki.sakura.ne.jp/

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