ヨコハマレンジャーズ

ミッション完了レポートミッション完了レポート

【ミッション完了】 ヤマアカガエルが早春に産卵する湿地のヨシ刈り! in 瀬上市民の森 2023.10.28

date:2023.10.30 (月)


日時:2023/10/28(土)9:20~12:30
場所:瀬上市民の森(神奈川県横浜市栄区) →森の地図 (PDF:4.2MB)
集合:JR根岸線「港南台」駅 改札口

 

横浜南部の「瀬上市民の森」一帯は、三浦半島から続く大きな緑地の北の外れに位置しています。
瀬上市民の森のシンボル「瀬上池」を中心に、樹林地・竹林・小川・湿地・谷戸田などがモザイクのように多様な環境をつくり、在来の生きものがたくさんくらしています。
今回のミッションは、森に棲むヤマアカガエルの産卵場所の整備です。 ヤマアカガエルの親は、いつもは森の中でくらしていますが、子ども(オタマジャクシ)は水の中で育ちます。1月頃に産卵のために水辺にやってくるため、豊かな樹林と適度な深さの水辺がつながっている環境が必要なのです。今回は、湿地を覆っているヨシなどの草刈りのお手伝いです!
 


JRの駅からバスで2つ目、そこから徒歩で10分ほどで現地に到着です。
横浜市内にも、このような豊かな自然が点在しています。
現地に着き、森の説明や会の成り立ちを聞き、いつも通り準備体操です。
秋晴れの素晴らしいお天気で、気持ちイイ!
 


こちらが今回の現場です。
ヨシをはじめとした、水辺を好む植物が繁茂しています。
どこが湿地なのか分からない状態ですので、これを全体的に刈っていきます。


今回使う道具は、手鎌と長鎌です。
長鎌は、かがまずに草を刈れますが、力が必要なので体力のある人向けです。
何でも全部刈る、というわけではなく、準絶滅危惧であるタコノアシなどは残します。
 


産卵場所を確保するため、水辺が入り組んだ形になっています。
無心で黙々と作業し、草をどんどん刈っていきます。
自分が手を動かした分、現場が片付いていくのは快感で、結構ハマる作業です。


写真では分かりにくいですが、小型トラック1台分くらいの草を刈りました。
草を刈るのも大変ですが、これだけの量の草を集めて持ってくるだけでも大変な力仕事。
これを地元の会の人たちだけでやるのは大変なことで、こういう負荷の高い作業の時ほど、レンジャーはお役に立てるのです。


作業も終わり、すっかり綺麗になりました。
想定以上に作業が進み、かなりの空間が確保できたと、現地の方に喜んでいただけました。
ヤマアカガエルが水辺を見つやすくなって、無事に子孫を増やしてくれれば幸いです。
 


最後に全員で集合写真。
みんなで一緒に作業すれば、すぐに仲間になれます。
この後、道具の片付け、振り返りミーティング、体操、着替えをして終了しました。

 

瀬上さとやまもりの会の皆さんは、午後も作業があるということで、レンジャーズの参加者に呼びかけがあり、1名の隊員の方が、午後の作業も続けて行われました。
「瀬上さとやまもりの会」の皆さん、参加してくれたレンジャーズ隊員の皆さん、どうもありがとうございました!
(レポート:リーダーいとう) 

 

協働実施団体の「NPO法人よこはま里山研究所NORA」の報告ページもあわせてご覧ください。

○よこはま里山レンジャーズ

2023.10.28 ヤマアカガエルが早春に産卵する湿地のヨシ刈り! in 瀬上市民の森

 
「瀬上さとやまもりの会」さん
@segami.satoyama(Facebook)

PAGE TOP