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【ミッション完了】 稲刈り間近の田んぼで秋を感じよう in 鎌倉中央公園 2023.09.24

date:2023.09.24 (日)


鎌倉中央公園の谷戸田は600年以上前からあり、地元農家の手法と道具を使った手作業の稲作をしているとても貴重な公園です。
もち米とうるち米を無農薬で育てており、たくさんの生き物の住み処にもなっています。
今回のミッションは2つ。
一つは、お彼岸の時期を迎え、たわわに実った稲。来週には稲刈りイベントで多数の一般の方がきますので、畦道の草刈り。
もう一つは、畑班の作業のお手伝いで、大根やさつまいも畑の追肥と、里芋畑の草取りです。


JR大船駅に9:00に集合して、そこからバスで向かいます。
今回は、スタッフ含め総勢6名でお伺いしました。
準備体操、自己紹介の後、現地団体のNPO法人山崎・谷戸の会の方より、公園の成り立ちや活動の内容などをご説明いただきました。


今回は最初に、公園内をご案内していただきました。
公園の周りは住宅街なのですが、昔ながらの谷戸田の風景を止める姿は、懐かしさと新鮮さが同居します。
「こんなところに、こんな田んぼがあったのか・・・」
初めて鎌倉中央公園に来た、多くの方が持つ感想です。


まずは畑班の作業です。
こちらの活動では、基本的に化学肥料や農薬などを使っていません。
ですので畑に撒く肥料も、こうした落ち葉や籾殻といった活動内で出たものを、堆肥にして利用しています。
落ち葉、除草した草などの有機物を全て堆肥にすれば、ゴミとして捨てられることもありませんし、貴重な肥料になります。
こうした昔ながらのやり方が、一番自然に良いのではないでしょうか。


バケツで堆肥を運んで、大根畑の畝の間に撒いていきます。
冬には大きく成長し、イベントの際に味噌汁などの具として使う予定だそうです。


続いて田んぼの畦の草取りです。
こちらでは除草剤などは一切使いませんので、畦には雑草が沢山あります。
畦は細いため、雑草が茂った状態だと、田んぼとの境が分かりづらく、田んぼに落ちてしまうかもしれません
翌週に実施される稲刈りでは、お子さんも含め、農作業に不慣れな方が大勢来ますので、安全のためには畦をきれいにしておく必要があります。


地元の谷戸の会の皆さんが刈った草を、堆肥場まで運んいき、肥料にします。
ハッキリ言って、地味で骨の折れる作業です。
田植えや稲刈りなどは、イベントとして大勢の一般の方が集まりますが、事前の準備としてこのような作業も発生します。
こういう時こそ、レンジャーズの出番!
地元の皆さんだけではシンドイ作業も、みんなでやれば早く終わります。


ちなみに5月のミッションでは、田植え前にしろかきの作業をお手伝いしました。


それが夏を越してこんなに成長したのです。
このフィールドがお気に入りで、5月に続いてご参加してくれた隊員さんも、
「あの田んぼば、こんなに見事に育ったのですね」と感激されていました。
自然って凄い、農業って凄い、と素直に思います。


作業後に、使った鎌を洗います。
レンジャーズはお客さんではありませんので、自分達でやれることは出来るだけやります。
こうした道具のお手入れも、学びの機会です。


最後に集合写真です。
今回は、リーダー含め6名の参加でしたが、結構頑張りました。
ご参加いただいた皆さん、谷戸の会の皆さん、どうもありがとうございました!

(レポート:リーダーいとう)

 

◆NPO法人山崎・谷戸の会 さん

ホームページ:https://yato-yamasaki.sakura.ne.jp/

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