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【ミッション完了】 ニホンアカガエルの産卵池を守ろう in 北方生きもの子どもミニ自然園 2023.11.23

date:2023.11.25 (土)

11/23(木・祝)江戸川を挟んで東京都のすぐお隣にある
千葉県市川市にある北方生きもの子どもミニ自然園でのミッションです!


雨上がりのさわやかな朝、少し冷たい空気に冬の到来を感じながらも元気に出動です。
関東でのレンジャーズプロジェクトの活動は、これまで東京、神奈川、埼玉での実施でしたが、
この度、千葉県にもエリアを拡大し、ここ市川での活動が初めての開催となりました。
現地団体「緑のみずがき隊」の方々は、昔のままの大柏川の里地を残そうと活動を続けてこられ、
イヌコリヤナギに囲まれた水田やビオトープ池には、汽水域で暮らすモクズガニやウキゴリも棲み、
絶滅危惧種種のデンジソウも残る豊かな水辺環境が残っています。

 

「緑のみずがき隊」の代表、森角武久さん(PDFが開きます)は、
自然環境復元協会の認定資格環境再生医上級をお持ちの方でもあります。
今日は会の皆さんのご指導を受けながら、ニホンアカガエルの産卵池を整備するお手伝いをします。

 

 

 

今回の参加者は9名、20代から50代までの方々が一都三県から集まりました。
池に入るための胴長や長いビニール手袋をお借りして装備万端!
自己紹介と作業の説明を受け、いよいよ作業開始です!

 

 

園内に4つあるビオトープ池は小さいながらも多くの草が生い茂り、水路を整えるのは、かなり手ごわそうです。
水際から20センチくらいはカエルがいることがあるので、そこを避けて池に入るようにと、
生き物にやさしい「緑のみずがき隊」さんが教えてくださいました。

 

 

 

浅いように見えた池は、足を踏み入れてみると意外に深さがあります。
足元に注意しながら水草の根元にしっかりと鎌を入れ、根を切りながら引っこ抜いていきます。
腰のずっと曲げながらの作業は、まさに骨の折れる仕事です。

 

 

 

初参加の女性や学生の隊員さんも率先して池に入り伐採に挑戦してくれました。
足が泥に取られ自由に動けない中で、大きな水草を束ねて刈っていくのは、
慣れないと難しい作業ですが、鎌の使い方やコツを聞きながらどんどん作業を進めていきます。

 

 

 

陸からも、溜まっている枯草や刈った草のごみを搔き集め、水路を整えていきます。
水分や泥を含んでいて重たいので、これもなかなか力のいる作業です。
このような作業をいつも続けている現地団体の皆さんの大変さを改めて感じます。

 

 

 

1時間弱で、1つの池の周りの水路がだいぶ広がりすっきりと見えてきました。
思いのほか作業が進んだので、2つ目の池の整備にも着手します。
お日様が高くなってきて、肌寒かった朝が嘘だったように、体がほてってきました。

 

 

 

かわいい池の住民(外来種ではありますが、)もご挨拶。
皆さんの頑張りで、2つのビオトープ池の水草を伐採し整えることができました。
しっかり水路できて、これならニホンアカガエルもたくさん卵を産んでくれそうですね!

 

 

 

大量に出た水草を片付け、使い終わった道具を洗い、今回の活動は終了です!
本日の成果とひとり一人の感想を述べ合い、皆さんで手ごたえを味わった後、
「緑のみずがき隊」の秋の恒例行事「芋煮会」に呼んでいただきました。

 

 

 

畑で獲れたお芋で作ってくださった芋煮汁は、活動後の疲れた身体に沁み、格別の美味しさ。
皆さんとの楽しい会話や交流も最高のご褒美でした。
豊かな自然の中で地域の人々との温かいふれあいを感じながら、気持ちの良い作業ができたと思います!

参加いただいたレンジャーズの皆さん、「緑のみずがき隊」の皆さん、ありがとうございました。
ニホンアカガエルは2月頃になると産卵し、春には成体として活動を始めるそうです。

ぜひ次回の活動への参加もお待ちしております!

 

◆現地団体
「緑のみずがき隊」さん
ホームページ:https://www.mizugakitai.net/

 

(レポート:リーダーSさん)

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